9月のラインナップ

アメリカの影 (講談社文芸文庫)

アメリカの影 (講談社文芸文庫)

解説=田中和生、年譜=。
以前に出た、江藤淳アメリカと私」の解説と一緒に再び味わうが良し。「日本風景論」に次ぐ2冊目。顧れば、著書以上に、文芸文庫お抱えの「解説者」のイメージが強し。驚くなかれ計8回の解説書き。これを越えるのは、はて誰ぞ。
未成年・桃 阿部昭短篇選 (講談社文芸文庫)

未成年・桃 阿部昭短篇選 (講談社文芸文庫)

解説=坂上弘、年譜=。
解説が極めて心地よい。6冊目だが「単純な生活」以外全て切れているとは、意外なような自然なような。
哈爾濱詩集・大陸の琴 (講談社文芸文庫)

哈爾濱詩集・大陸の琴 (講談社文芸文庫)

解説=三木卓、年譜=。
文芸文庫の十八番の一人・犀星が追加。6冊目。でも既に4冊は切れてるのね。これまた切れていて無念だが、室生朝子「晩年の父犀星」を側に取り出してきたくなる。