7月のラインナップ

村のエトランジェ (講談社文芸文庫)

村のエトランジェ (講談社文芸文庫)

解説=長谷川郁夫、年譜=。
かなり入っている感覚があったが、今回で5冊目。全部生きているかと思いきや「埴輪の馬」のみ品切れ。小沼丹の「奥ゆかしき」言葉に触れたくなり、井伏鱒二白鳥の歌・貝の音」に執筆した「解説」を久々に再読してみる。長谷川郁夫とくれば、言うもがな小沢書店。これまで「解説」した、前登志夫河上徹太郎堀口大學、野々上慶一、小川国夫と振り返ってみると、それらを論じる感性の自在さに驚くとともに「小沢本」が恋しくなるのは文学人間の性あらん。
王朝百首 (講談社文芸文庫)

王朝百首 (講談社文芸文庫)

解説=橋本治、年譜=。
3冊目。最初の島内景二の「解説」が抜群だったからか、どうも前回今回ともに橋本治にピンとこないのは私だけかしら。
力士漂泊 相撲のアルケオロジー (講談社文芸文庫)

力士漂泊 相撲のアルケオロジー (講談社文芸文庫)

解説=坪内祐三、年譜=。
文芸文庫らしいセレクション。坪内祐三の「解説買い」もあって、即買いなり。ちなみに、坪内祐三の文芸文庫登場は通算10回(うち2回は編者)。まだまだ「解説」して欲しい作家はたくさんいる。