2月のラインナップ

逆髪 (講談社文芸文庫)

逆髪 (講談社文芸文庫)

吉田健一対談集成 (講談社文芸文庫)

吉田健一対談集成 (講談社文芸文庫)

堀辰雄覚書・サド伝 (講談社文芸文庫)

堀辰雄覚書・サド伝 (講談社文芸文庫)

1月のラインナップ

壺坂幻想 (講談社文芸文庫)

壺坂幻想 (講談社文芸文庫)

解説=高橋英夫。年譜=祖田浩一。
「才市・蓑笠の人」が切れていたこともあって有難し。
梅一輪・湘南雑筆(抄) 徳冨蘆花作品集 (講談社文芸文庫)

梅一輪・湘南雑筆(抄) 徳冨蘆花作品集 (講談社文芸文庫)

解説・年譜=吉田正信。
初登場。明治文学の渋いところには今後も期待。
影について (講談社文芸文庫)

影について (講談社文芸文庫)

解説=角田光代。年譜=著者。
小説家としての司修を知るには格好の一冊。解説も美味な上、本人による年譜には様々な発見あり。

12月のラインナップ

黒い裾 (講談社文芸文庫)

黒い裾 (講談社文芸文庫)

解説=出久根達郎、年譜=藤本寿彦。
文芸文庫定番作家の一人、またもや追加。しかも、確かどれも切れてないのでは・・・、まさに定番。
相撲記 (講談社文芸文庫)

相撲記 (講談社文芸文庫)

解説=轡田隆史、年譜=久米勲。
「ある女の遠景」とで、ようやく2つ目かな。まだまだ充実されたし。
日本の童話名作選 現代篇 (講談社文芸文庫)

日本の童話名作選 現代篇 (講談社文芸文庫)

解説=野上暁。
完結編かしら。このシリーズは解説陣がとても充実、これだけでも読み応えあり。神宮輝夫、千葉幹夫ときて、野上暁とは絶妙。

11月のラインナップ

暗夜遍歴 (講談社文芸文庫)

暗夜遍歴 (講談社文芸文庫)

解説=田中和生、年譜=柿谷浩一
文芸文庫第一弾。詩人の繊細な感性は小説でも変わらない。お馴染み「著者から読者へ」が面白い。短いが、エッセイが読みたい衝動にかられるまっすぐな美文とは是なり。
贈答のうた (講談社文芸文庫)

贈答のうた (講談社文芸文庫)

解説=堀江敏幸、年譜=著者
これでかなりの充実か・・・と思いきや結構切れている。「管絃祭」「式子内親王・永福門院」の2つ以外に、「兵隊宿」「山川登美子」「春・花の下」「日本の文学論」。
鰐 ドストエフスキー ユーモア小説集 (講談社文芸文庫)

鰐 ドストエフスキー ユーモア小説集 (講談社文芸文庫)

解説=沼野充義、年譜=小椋涼
初期のものが手軽にまとめて読めるのは有難い。

カバーデザイン考

ふと、改めて考えてみたい衝動に・・・。
高級感ある鮮やかな文芸文庫のデザインが、菊地信義の仕事なのは皆知るところ。
しかし、一体この「色」何種類あって、如何なるグラデーションパターンを持つものや。

古いものを眺めていると、色が増えた気もするけど、経年変化の色あせ?
そういえば「死霊」などの特例もあったりする。少しずつ観察研究してみる。

ちなみに、個人的に好きなのは最近では芥川比呂志ハムレット役者」の濃い赤。何て言うんだろう。デザイナーにでも聞かないと分からない。
みんなこの辺りは気にならないのかしら・・・。